小沢さんは頭のいい人

http://www.ohmynews.co.jp/InterView.aspx?news_id=000000000381
なんですが……。
何か物事を分析して、それを解説するのには非常に長けている。わかりやすいし、納得もできる。でも。

鳥越 「私は小沢さんが自民党の幹事長のころから取材してきましたが、あのときは47だった。今だから聞くのですが、1991年11月に海部俊樹内閣が総辞職を余儀なくされた際、当時の金丸信幹事長から『総理大臣にどうだ』と言われたでしょ。どうして断ったんですか」

小沢 「ひとつは急だったこと。突然の話でしょう。心の準備も、政策的な準備も、まったくなかった。もうひとつは情です。宮沢喜一さんと渡辺美智雄さんが『お前が出るなら(出馬を)やめる』って言った。ひと回りも上の人生の大先輩が、こんな若造にそんなことを言うなんてね。僕は絶対に受けられないと思った」

急にボールが来たので」と言っているのと同じ。
決定力不足なのだ。チャンスは腐るほどあったのに、全部スルー、もしくはミスキック。
日本人で群集から一歩抜け出た優れた人は、柳沢選手よろしくみんなこうなってしまうのかと思うとちょっと悲しい。

鳥越 「だから嫌韓、嫌中という若者が増えている」

小沢 「それは非常に危険なことですよ。理性的できちんとしたナショナリズムは健全だけれど、そういう偏狭で感情的な反応は真のナショナリズムではない。見せかけのライト(右翼)、思慮分別のないライト(右翼)なんです」

ここは鳥越さんにハメられたかな?
右翼ってそういうものだと思うんですが。

まあ、小沢さんが心配すること事態は私も同感なのですけども。
でもなぁ、やっぱりコノヒトには「何か出来そう」な感じはしても「何かやりそう」な感じはしない。典型的な批評家。実務家ではない。
小泉さんも若い頃はそんな感じがしてました。年をとるにつれて実行力がついてきたような印象がありますが、小沢さんは逆にだんだん実行力が衰えている感じがいなめない。

結論としては、年を追うごとに小沢さんはダメになっているなぁ、(あるいはダメなことがバレつつあるなぁ)と思うこと。
もっと別の面白いこと書くつもりだったのに、残念。