サムライなんてはじめからどこにもいない

日本人にとっては、今回の代表はジーコがいたセレソンに匹敵する、勝っても負けても劇的な真の代表、のはずでした。
中田選手、中村選手、小野選手、稲本選手。日本のジーコとなり、ソクラテスになり、トニーニョ・セレーゾファルカンになるはずだった才能豊かなファンタジスタたち。しかしながら、その顛末はあまりにもはかなかった。
夢を見ても責められないはずの豪華布陣のはずが、あまりにも哀れに終わったために人々は絶望しているのではないかと思います。いかに辟易しているとはいえマスコミの責任ですらないと思う。

夢見る子供が夢から醒めるさまを見て、誰がその子を責めるでしょうか。