困るパターン:友人が中傷・侮辱されているときの弁護・抗議の仕方

結局、自分が中傷されたときって、そんなに対処に困らない。問題は親しい友人や家族など自分に近しい人が中傷・侮辱された場合、どうするか。実際のところ、自分がされるより自分が敬愛したり、親しいひとにされるほうが腹が立って我を忘れるパターンが多い。

「自分のこと」だと自他共に認める件については、人は一般的に我慢強い。
ところが、他人のこととなるといきなりその我慢強さが消える。「義憤」を感じるとき人はより過激になりがち。

義憤を感じたとき、私は「それは本当に人のために腹が立っているのか」と自問している。
そして、いつも同じ結論に達する。そうではない。自分のために腹を立てている、と。
したがって「オレはええねん、でもな、○○がかわいそーやろ」とか言う人を私は一番信用しないし、自分勝手で一番タチの悪いやつだと認識する。
この手合いは自分がかばっている人の損害や名誉には実は無頓着で、「もうええよ」とかばっている本人が言っているのにもかかわらず自分が納得いくまでアバレまくるので、そうなってないか自分を省みる必要もあるし、そういう人に引っかかったらほとぼりがさめるまで逃げるほかない。

弁護というのは難しいもので、ありがた迷惑であることも多々ある。
その人の変わりに怒るぐらいなら、「あんなんきにしたらアカンでほっときーやー。ウチもまじ腹立ってんねンけど相手したら余計調子こきよるから無視しとき」と励ますのが、お友達にも感謝され自らの名誉を守り醜態を晒さないですむ唯一の方法と考える。