全国民が一日1000カロリーで暮らすことは不可能だ

結論やらなにやらすべて間違っているが・・・・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080309-00000915-san-soci

まず、本当に食料自給率を体感したいならごまかさず一日1000カロリーとすべきである。
カロリーの上げ底をしているために「もうちょっとがんばったらとりあえず贅沢は言えないけど生きてはいける」レベルの食事になってしまうのだ。

1000カロリーなら間違いなく食べた人はみんな絶望する。1食あたり333カロリー。おにぎりなら一個半か。
そんな食事を食べされられたら、食料自給率を上げようと考える人は多数派にはならなくなる。
日本の食糧事情の現実を感じ、中国の毒ギョーザ問題に対するスタンスも大きく変わってくるだろう。

しかし、「もうちょっとがんばったらとりあえずなんとかなる」水準の食事を提供すれば、「食料自給率」については考える契機にはなっても「食料自給率を下げよう」とは夢にも思わないはずだ。

食料自給率100%なんてのは現代日本にとっては幻想でしかない。
そうならないために貿易は最重要事項で、常に輸入国と良好な関係を保ち、シーレーンの安全保障に敏感でなければならない。
そして、どこか一国と関係が悪化しただけでエライことになってしまわないよう、多方面外交を常に心がけるべきなのだ。

でっちあげのデータを元に世論を誘導することはゆるされない。
それは、もう60年以上たつ前の敗戦で日本が得た教訓のひとつなのだから。