国家の危機管理

こう書くと危機=戦争になってしまいそうですが、アメリカでのハリケーン被害を見るまでも無く、自然災害を含め国家とその国民において未曾有の危機が発生したとき、どのように対応できるかが国家存亡の鍵を握っています。
危機管理において日本はまさに後進国関東大震災後に虐殺が起こったり、阪神淡路大震災が人災でもあると言われていることを見れば明らかです。その点では先進国とも言えるアメリカも、カトリーナでミソをつけました。

日記冒頭のローマ人たちは、「独裁官」という非常時に大権を行使できる臨時職を準備し、主に軍事に活用したようではありますが危機管理システムとして運用していました。
かつての日本の戒厳令アメリカの非常事態宣言がこれにあたるでしょうか。

しかし、制度があってもきちんと運用できる人材を欠くとどうしようもない。教育にはことのほか熱心な国であるのに、有能な人材となると皆無の現状。
教育とはなにか、有能な人材とは何が求められるのか、その定義から見直さなければいけないのかもしれません。