理想的なチーム

ドラマを必要とせず、それでいてドラマを作ってしまうチーム。
まさか消化期間にすでに入った最終戦で今期のベスト3に入りそうなドラマティックなゲームを見ることが出来るとは思いませんでした。
今年の交流戦後からぼちぼちと岡田監督の「頑固さ」が一般のファンに認識されるようになったのとあわせるかのようにドラマティックな展開になるゲームは減ってきていました。
しかし、マジックが点灯してから最終戦に至るまでにはいくつものドラマティックなゲームを見ることになりました。
これは今期ずっとうまくいっていたシステムに変化が見えたためだと思いますが、それをこんどは選手が個々の活躍でおぎなう、というシーンが増えたためだと思います。

今日は本来なら下柳投手はゲーム中盤で交代してたでしょう。しかし、最多勝をねらう下柳投手は最終戦ということもあって10回146球を投げきる力投。
そんなベテランピッチャーのなりふりかまわない奮闘に答えたのが2年目の鳥谷選手。それも2本のホームランでおいつきサヨナラにしてしまう。
投打に加えて守備も全員の意識が高かったようで、日本シリーズにむけて最高のスタートを切ることが出来たと思います。