経験の欠如から物を言う人たちと、経験から物を言う人たち


痛いニュース(ノ∀`) : 「私たちはロボットではない」…現職郵便局員が明かす『深夜勤』…東京新聞 - ライブドアブログ


私もいまでこそオフィスビルで勤めていますが、かつて24時間操業の工場で働いたことがあります。そこでは、昼夜ニ交替で日勤3日→1日休→夜勤3日→一日休をずっと繰り返していました。


そこでは私は最も若く、まわりは50歳を越えるような人たちばかりでした。もともとそのような人たちを(人件費を安く抑えられることから)選んで雇用し、私は若年層への切り替えが始まった頃にその工場に入ったのです。


そういった経験からすると、郵便局員はいかにも甘えているように感じます。


たしかにきつい仕事ではありますが、かといっていかにも虐げられた労働者の代表みたいな顔をして、新聞の記事のインタビューに答えるほどのことではありません。昼の勤務に比べたら、夜の勤務は割り増しで給料が支払われますしね。
なんといいますか、若い新卒の新入社員が甘ったれたことを言っているのを厳しく諭すような気持ちでスレッドに書き込む人が多かったのではないでしょうか。


過酷な労働に耐えられず、病に倒れた人に対し「甘い」と言ってしまうのは冷酷です。思いやりがありません。しかし、それは裏返せば自分達がこなしてきた過酷な労働への誇りでもある。自分達は昼夜を問わず働き、それに値する対価を支払われ、それによって自らや家族を養ってきたという自負心。それは一度社会に出て、給料を貰うようになった人間なら一度は感じることではないでしょうか。


それを、端的に著したのがid:ochame-coolさんのhttp://d.hatena.ne.jp/ochame-cool/20061217/p1#tbであるように思います。


ですので、コメント欄に寄稿されている方の意見は、すこしズレているような気がするなぁ。