永谷脩はファンから鈴木一朗を奪った罪で万死に値する

しかしそれゆえに「イチロー」と鈴木一朗がはっきりと別れ、イチローが本日のイチローたりえた原因の一端を担うものとして罪一等を減じる。


http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080102/index.html


プロフェッショナル仕事の流儀、イチロースペシャルを見た。


パラノイアックに野球に打ち込む姿。それをほぼ一人でささえる弓子夫人。イチロー鈴木一朗さんに戻すこの世で唯一のトリガー、「一弓」。
理性と狂気のはざまで、鈴木一朗さんはイチローを作り上げてゆく。サイボーグじみた言動の裏にある孤独な闘争の一端を垣間見せてくれたNHKスタッフに拍手を送りたい。


お昼はかならずカレー。試合前、試合中、試合後のルーチンワーク。足の裏のマッサージ機、etc,etc……。


何か一つ欠けてもあっというまにすべて崩れ去りそうな脆さを、彼から感じた。
来年も、メジャーで活躍するだろう彼の姿を、できるだけリアルタイムに刻み込んでおきたいと思う。
その一瞬一瞬のために、どれだけの労力を天才がつぎ込んでいるかを思い出しながら。